ヒッキのフラッグに込めた想い(後編)

FCアウボラーダのエースであり、日本代表のエースでもあるヒッキの応援フラッグをつくろう!そしてこのフラッグをメキシコに持っていこう!と決めてから1ヶ月。

知り合いのグラフィックデザイナーに自分の想いを伝えて、修正して、を繰り返してようやく完成。

欧州やJリーグのウルトラス(熱狂的サポーター)がつくるフラッグとはトーンをあえて異なるものにして、このフラッグをメキシコで目にした人たちが「ヒッキという男がどういう男なのか」が少しでも伝わるように情報量を多めにしたのが今回のフラッグのデザインコンセプト。

そして完成したフラッグをしたためた私は10月14日(日)にさいたま市でおこなわれたFCアウボラーダの練習が終わるのを待っていた。

奇しくもその日はメキシコワールドカップに招集されたヒッキら5人の選手にとってワールドカップ前に最後となるFCアウボラーダの仲間との練習であった。

練習後にチームの仲間たちと円陣を組みながら激励メッセージをうけていた後に、この応援フラッグサプライズ贈呈に一役を買ってもらっていた平賀智行から私に声がかかった。

私がメキシコまでワールドカップの応援にいくこと、そして出場するメンバーに応援メッセージをFCアウボラーダの皆さんに伝えた後に、ヒッキの応援フラッグを広げた。

「ヒッキがつくってほしいって駄々こねるから」とその場ではおちゃらけて伝えたが、実際はそうではない。それは「つくろう!」というトリガーを引くきっかけのひとつだったかもしれない。

でも本当は、ただ単純に、アンプティサッカーの歴史を創ってきたこの男の熱量に魅了された私が勝手に仕掛けたエゴイスティックなアウトプットだった。

そうして、わずか数分のサプライズ贈呈式は終わり、私はこの応援フラッグに、FCアウボラーダの皆さんの想いを乗せつつ、選手たちを追うようにメキシコへと向かうのです。

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