2018年10月28日(月)、グループリーグ第2戦の相手はコロンビア。
コスタリカ戦と同様のスタジアムだったこの日も、私はゴール裏に応援フラッグと日の丸の旗を掲げた。
コスタリカ戦と異なったことは、相手チームのコロンビアには応援するサポーターがメインスタンドに幾人かいたことだ。さらに、彼らはちゃんとした太鼓を持ち込み、太鼓に合わせてコロンビアコールをし始めた。
「太鼓・・・うらやましい・・・かっこいい」
しかし無いものは無い。声と手拍子だけでやるしかないのだ。
キックオフ直前のコロンビアの国歌斉唱が終わった時に、彼らの太鼓は最高潮にスタジアムに響き渡ったが、私も負けていられないので、コスタリカ戦以上に声でチームを叱咤激励し続けた。
試合は、後半に一挙に3点を失い、0-3。無惨な大敗に終わった。
負ける相手ではなかった。勝って、勝ち点3を積み上げたかった。応援が足りなかったのかもしれない。
という後悔に近い気持ちだけが残り、勝利に導くサポートができなかったことを悔やんだ。試合後にゴール裏まで挨拶に来てくれた選手たちの表情も暗い。
こんな時にどんな声をかければ良いのかわからなかったが自然と出たのは「次だ、次!次のポーランドに勝って、決勝トーナメントに行こうぜ!」という言葉だった。
この言葉を選手たちに投げかけた私は足早にスタジアムを去り、街の中心地のとある店に向かった。
その店に行く目的は唯一つ。「太鼓」を買うためだ。望んでいた形・仕様の太鼓が無かったため、ポケモンのイラストが入った子供向けの太鼓を購入し、私は翌日に控える宿敵ポーランドとの一戦に向けてホテルへと戻った。
[試合ハイライト]日本 vs. コロンビア(グループリーグ第2戦)
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