メキシコW杯遠征記 05|vsポーランド(グループリーグ第3戦)

2018年10月30日(水)。開催地サンフアンは真っ青な空にたくさんの白い雲が浮かぶ最高の天気だった。

グループリーグ最終戦の相手は前回大会でベスト4の成績を残した、日本の宿敵ポーランド。

なぜ「宿敵」なのか。理由は2つだ。

1つは、「AMP Futbol Cup 2017」というポーランドで開催された世界6カ国が集まった国際大会で日本はポーランドに1-6で敗戦し、悔しい思いをさせられたこと。

もう1つは、日本もポーランドもアンプティサッカーの歴史がほぼ同じの「10年」ということ。(にもかかわらず、世界大会が開催されるほどの国全体の理解とバックアップがあることに羨望の念を持たざるを得ない・・・)


その宿敵との戦いは、前年のリベンジと共に、決勝トーナメント進出を賭けた大一番となった。

この日は大一番ということで現地で仲良くなったメキシコ人に「日本の応援を盛り上げたいから友達をたくさん連れてきて!」と無茶ぶりなお願いをしたところ、平日の夕方にもかかわらず、20人ほどの友達を引き連れてきてくれた。そのメキシコ人には感謝の気持ちでいっぱいだ。

このポーランド戦はこれまでとは異なるスタジアムでの一戦。それでも私はいつものようにゴール裏に応援フラッグと日の丸の旗を掲げ、新たに仕入れた武器「太鼓」を手にした私はこれまでの2試合以上の声をスタジアムに響かせた。


キックオフから60分後、日本はポーランドを2-0で下した。

ヒッキ(FCアウボラーダ)のアシストから川西(関西セッチエストレーラス)と天川(FC九州バイラオール)のゴール。完勝だった。

もう、心が踊り狂ってしまいそうなほどに嬉しかった。

そして、ゴール裏まで来てくれた選手・スタッフたちみんなとハグをして喜びを共有し合った。

私からキャプテンの古城(AFCバンブルビー千葉)に提案をし、一緒に応援してくれた仲間たちと一緒に記念写真を撮影した。

最高の一瞬だった。

その仲間たちからは「次の試合も日本を応援したいから、友達を連れて来るね!」と言ってもらい「ありがとう、じゃああさって11月1日に。また会おう」と声を掛け合って別れを告げた。

その時は、決勝トーナメント初戦の対戦相手がメキシコになることなんて思ってもいなかった。


[試合ハイライト]日本 vs. ポーランド(グループリーグ第3戦)

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