アンプティサッカー日本選手権2018でひときわ目についた4人の選手を勝手に特集する。その名も「アンプティJAPANの未来」。
最終回は、日本の若き至宝と言っても過言ではあるまい。近藤 碧(こんどう あお)。関西の雄、関西セッチエストレーラスで背番号9を背負い、2018年のメキシコワールドカップでもメンバー入りを果たした15歳のアンプティフットボーラーだ。
センスの塊。オールラウンダー。ストライカー。ドリブラー・・・。チームでは常に最前線に立つ生粋のゴールゲッターである彼を一言で表すことは難しい。
仲間を活かすスペースへの動き出し、相手を背負った状態からのスルーパス、対峙した相手を惑わすドリブルテクニック、どの状態からでも打ち切るシュート。こんな多彩な能力を持った選手が最前線にいたらチームメイトはどんなに助かるだろう、とスタンドから観ていて思う。
幼い頃からサッカー少年だった近藤は、2015年12月に不慮の交通事故で左脚を切断することになった。「もうサッカーができないかもしれない」と諦めていた近藤をアンプティサッカーの世界に連れ出したのは日本代表メンバーでもある川西 健太(関西セッチエストレーラス)だそうだ。
憧れの選手にその川西の名前を挙げる近藤だが、同年代のプレーヤーである秋葉 海人(FCアウボラーダ)について問うと「ライバル。友人というよりはライバルに近い」という、大人たちがニヤニヤしてしまう即答をもらえた。
「自分の人生を一気に変えてくれた」と言うアンプティサッカーの世界で、そんなライバルとしのぎを削りあいながら、その類まれセンスをもっともっと磨き上げて、世界一のアンプティフットボーラーを目指していって欲しい。
■氏名:近藤 碧
■生年月日:2003年9月22日
■身長:158cm
■利き足:右足
■出身地:大阪
■サッカー歴とポジション:8年(左サイドハーフ)
■脚に障害を持った年齢:12歳
■好きなサッカー選手:
・杉本 健勇 選手(セレッソ大阪)
・ネイマール 選手(パリ・サンジェルマン|フランス)
・モドリッチ 選手(レアル・マドリー|スペイン)
■憧れのアンプティサッカー選手:
・川西 健太(関西セッチエストレーラス)
・萱島 比呂(FC九州バイラオール)
・星川 誠(FC九州バイラオール)
・エンヒッキ 松茂良 ジアス(FCアウボラーダ)
■自身のストロングポイント:
・中に切り込んでいくドリブル
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